お金と時間について

お金と時間について考えるブログです。インデックス投資を軸としています。Twitterアカウントは@shakaisaru

交際費について

私のような社会に放り出されてやむなく人真似をしている猿にとっては資産形成とはすなわち支出制限という面があります。

 

そこで問題となるのが支出をどう削るか。

猿がお金のことを考えているのは人生をもっと良くしたいからですが、支出を制限しすぎると後々思い出になるような出来事を体験するチャンスを減らしてしまうおそれがあります。

 

特に悩むのが交際費問題。

交際費といっても諸々あるわけですが、わりとお金がかかりがちなところです。

「人と会うことで人生が変わる」「すごい人は交際費をケチらない」などの言説を猿はあまり信じてはいないわけですが、そうなると交際費を正当化する理由がなくなる。

 

かつてインドでは少年時代にアルタ(財産の獲得・拡大)を学び、青年時代にはカーマ(五感の活動や男女の愛)を習熟し、老年にはダルマ(法、儀礼)と解脱に専念することが人生の目的とされていたといいます。

猿は大学院まで行って社会との適合性が低いため、このブログに綴っているように現在アルタを学んでいるわけですが、年齢は20代も終盤、カーマについてもこのままでは良いわけはないとかつてのインド人なら言うでしょう。

 

そこで、線引きが難しいのですが、やはり無駄かもしれないリスクがあっても交際費はある程度やむを得ないものと考えています。

ただ、見栄をはるのはやめることを心がけようと思います。「高級なことをする」がテーマならそれはそれで思い出になるのですが、値段と良かった経験は正比例しないので。

お金をかけなくても楽しめる、そういう時間を過ごせるように私はなりたい、猿はそう思います。